乳房(胸)の異常「しこり・はれ・痛み・はり・硬い・チクチク・左右の大きさが違う」Breast cancer

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乳房(胸)の「しこり・はれ・痛み・はり・硬い・チクチク・左右の大きさが違う」などの症状がある方は「乳がん」「乳腺症」「感染症」「腫瘍」「乳腺量の違い」などの可能性があります。しこりに気づいた時や症状が悪化したり、なかなか改善がなかったり、どんどん範囲が広っていく場合などは、我慢せずに乳腺外科へ受診してください

 

乳房(胸)の異常「しこり」の原因の可能性として

①乳腺症で起こる「しこり」
乳腺症という乳腺の病態で感じるしこりです。乳房が全体に硬く感じる場合、一部だけ目立って硬い場合など様々ですが悪性のものではなく、経過観察となります。
乳腺組織自体を触れていることにより感じるもので、しこり以外に痛みや違和感などの症状を伴うことも多いです。
生理周期に合わせてしこりを感じたり、感じなくなったりすることもあります。

②良性腫瘍で起こる「しこり」
線維腺腫やのう胞、葉状腫瘍(良性~悪性まである腫瘍です)などの腫瘍により感じるしこりです。触るとよく動き、表面が割とつるっとしているのが特徴です。基本的に皮膚の見た目に変化もありません。
線維腺腫は基本的に良性ですが、3cmを超える場合は摘出の対象となります。
のう胞はまれに内部に腫瘍を形成してくることがあり、その場合は検査が必要です。多くは単純のう胞という水がたまった状態のもので、悪性ではなく経過観察となります。大きくなってきた場合には、針をさして内部の水を抜くこともあります。
葉状腫瘍は良性~境界悪性~悪性と段階がある腫瘍です。見つかった場合、良性であっても基本的には切除の対象となります。再発を繰り返すことがあり、繰り返すうちに悪性化する可能性のある腫瘍です。線維腺腫とよく似ており、鑑別が難しい腫瘍で針生検などの詳しい検査を行います。

③乳がんで起こる「しこり」
乳がんはご自身で触って見つけられる数少ない癌腫です。できる場所、深さによって初期に気づくことができるかどうかが変わりますが、自己触診を行うことで早期発見につながります。
パチンコ玉のような硬さがあり、触ってもやや動きが悪く、形など辺縁がわかりにくい場合が多いです。
皮膚や乳頭の近くにできたり、大きくなってくると周囲の組織を引き込んで皮膚のへこみや乳頭が陥没してくるなどの症状を呈してくる場合があります。
また、皮膚の発赤などを伴うこともあります。
大きくなると、皮膚をつきやぶって潰瘍をつくったり、出血や悪臭の原因となることもあります。

乳房(胸)の異常「しこり」による受診の目安
・しこりに気づいた時
・良性腫瘍と診断されていても、大きくなってきた、硬さが増してきたと感じる時
・皮膚の発赤やひきつれ、へこみなどの他の症状が出てきた時

 

乳房(胸)の異常「はれ」の原因の可能性として

①女性ホルモンの影響で起こる「はれ」
女性ホルモンの影響で感じるはれです。乳房全体がはれる感じがある場合、一部だけ目立ってはれる場合など様々ですが悪性のものではなく、経過観察となります。
乳腺組織自体が女性ホルモンの影響を受けてはれており、しこりや硬さを伴うこともあります。
生理周期に合わせてはれを感じたり、感じなくなったりすることもあります。思春期の頃、閉経前後で感じやすいはれです。

②感染症で起こる「はれ」
乳房に菌が入って起こるはれです。乳頭が陥没している場合に起こりやすく、そうでない場合でも掻き傷などから菌が入って起こることがあります。
授乳期に起こる乳腺炎の場合もあります。
乳房全体もしくは一部が赤くなり、触ると痛みを感じることが多いです。
抗生剤での治療が基本となりますが、悪化すると外科的処置(切開排膿)が必要となることがあります。
乳腺炎の場合は、まず助産院などで母乳マッサージをうけていただくと改善することがありますので、出産された産院などでご相談いただくとよいでしょう。その後、感染が疑われた場合は乳腺外科での治療・処置を検討します。

③乳がんで起こる「はれ」
乳がんのうち、炎症性乳癌と言われるタイプの乳がんで見られるはれです。
皮下にあるリンパ管に腫瘍が入り込むことで乳房全体もしくは一部がはれ、多くは皮膚の表面がみかんの皮の様にへこみを伴ったり赤く変化します。
このタイプの乳がんは予後が悪いと言われているため、気づいたらすぐに受診してください。

乳房(胸)の異常「はれ」による受診の目安
・なかなか改善しない時
・どんどん範囲が広がる、症状が悪化している時
・繰り返す時

 

乳房(胸)の異常「痛み」の原因の可能性として

①女性ホルモンの影響で起こる「痛み」
女性ホルモンの影響で感じるはれです。乳房全体が痛む感じがある場合、一部だけ目立って痛む、乳頭や脇の近くが痛む場合など様々ですが悪性のものではなく、経過観察となります。
乳腺組織自体が女性ホルモンの影響を受けて痛みを感じるもので、しこりや硬さを伴うこともあります。
生理周期に合わせて痛みを感じたり、感じなくなったりすることもあります。生理周期と関係なく起こることもあり、波があることが多いです。
思春期の頃、閉経前後で感じやすい痛みです。

②良性腫瘍で起こる「痛み」
線維腺腫やのう胞などの腫瘍により感じる痛みです。
安静にしていても腫瘍自体が痛むというよりも、触った時に痛む、生理周期などに合わせて乳腺がボリュームアップして腫瘍が引っ張られる感じで痛むといったことが原因のことが多いです。
痛みだけでなく、しこりを感じることも多い種類の痛みです。
線維腺腫は基本的に良性ですが、3cmを超える場合は摘出の対象となります。
のう胞はまれに内部に腫瘍を形成してくることがあり、その場合は検査が必要です。多くは単純のう胞という水がたまった状態のもので、悪性ではなく経過観察となります。大きくなってきた場合には、針をさして内部の水を抜くこともあります。

③感染症で起こる「痛み」
乳房に菌が入って起こる痛みです。乳頭が陥没している場合に起こりやすく、そうでない場合でも掻き傷などから菌が入って起こることがあります。
授乳期に起こる乳腺炎の場合もあります。
乳房全体もしくは一部が赤くなり、触ると痛みを感じることが多いです。
抗生剤での治療が基本となりますが、悪化すると外科的処置(切開排膿)が必要となることがあります。
乳腺炎の場合は、まず助産院などで母乳マッサージをうけていただくと改善することがありますので、出産された産院などでご相談いただくとよいでしょう。その後、感染が疑われた場合は乳腺外科での治療・処置を検討します。

④乳がんで起こる「痛み」
乳がんは痛みを伴わないことが多いですが、大きくなってきた場合や周囲の組織を引っ張りこんでくるとひきつれを起こしたりして痛みが出ることがあります。皮膚に乳がんが顔を出して来たりすることで出る痛みもあります。
また、炎症性乳癌のような皮下のリンパ管に腫瘍が入り込むことで皮膚に影響を与える乳がんのタイプでも痛みを伴うことがあります。

乳房(胸)の異常「痛み」による受診の目安
・なかなか改善しない時
・どんどん範囲が広がる、症状が悪化している時
・繰り返す時
・皮膚など見た目に変化が出て来た時

 

乳房(胸)の異常「はり」の原因の可能性として

①女性ホルモンの影響で起こる「はり」
女性ホルモンの影響で感じるはりです。乳房全体がはる感じがある場合、一部だけ目立っはる、脇の近くがはる場合など様々ですが悪性のものではなく、経過観察となります。
乳腺組織自体が女性ホルモンの影響を受けて痛みを感じるもので、しこりや硬さを伴うこともあります。
生理周期に合わせてはりを感じたり、感じなくなったりすることもあります。生理周期と関係なく起こることもあり、波があることが多いです。
思春期の頃、閉経前後で感じやすいはりです。

②腫瘍ができることで起こる「はり」
良性もしくは悪性の腫瘍ができることで、しこりよりもはりを感じることがあります。
乳腺の深いところに腫瘍ができている、乳腺の多い部分にできているなどの場合があり、触ると硬さを感じることもあります。
皮膚が赤くなったり、ひきつれたりなどの症状を伴うこともあります。

乳房(胸)の異常「はり」による受診の目安
・なかなか改善しない時
・どんどん範囲が広がる、症状が悪化している時

 

 

乳房(胸)の異常「かたい」の原因の可能性として

①乳腺症で起こる「かたい」
乳腺症という乳腺の病態で感じるかたさです。乳房が全体に硬く感じる場合、一部だけ目立って硬い場合など様々ですが悪性のものではなく、経過観察となります。
乳腺組織自体を触れていることにより感じるもので、かたさ以外に痛みや違和感などの症状を伴うことも多いです。
生理周期に合わせてかたさを感じたり、感じなくなったりすることもあります。

②良性腫瘍で起こる「かたい」
線維腺腫やのう胞、葉状腫瘍(良性~悪性まである腫瘍です)などの腫瘍により感じるしこりです。触るとよく動き、表面が割とつるっとしているのが特徴です。かたさはそれほど硬くなく、基本的に皮膚の見た目に変化もありません。
線維腺腫は基本的に良性ですが、3cmを超える場合は摘出の対象となります。
のう胞はまれに内部に腫瘍を形成してくることがあり、その場合は検査が必要です。多くは単純のう胞という水がたまった状態のもので、悪性ではなく経過観察となります。大きくなってきた場合には、針をさして内部の水を抜くこともあります。
葉状腫瘍は良性~境界悪性~悪性と段階がある腫瘍です。見つかった場合、良性であっても基本的には切除の対象となります。再発を繰り返すことがあり、繰り返すうちに悪性化する可能性のある腫瘍です。線維腺腫とよく似ており、鑑別が難しい腫瘍で針生検などの詳しい検査を行います。

③乳がんで起こる「かたい」
乳がんはご自身で触って見つけられる数少ない癌腫です。できる場所、深さによって初期に気づくことができるかどうかが変わりますが、自己触診を行うことで早期発見につながります。
パチンコ玉のような硬さがあり、触ってもやや動きが悪く、形など辺縁がわかりにくい場合が多いです。
皮膚や乳頭の近くにできたり、大きくなってくると周囲の組織を引き込んで皮膚のへこみや乳頭が陥没してくるなどの症状を呈してくる場合があります。
また、皮膚の発赤などを伴うこともあります。
大きくなると、皮膚をつきやぶって潰瘍をつくったり、出血や悪臭の原因となることもあります。

乳房(胸)の異常「かたい」による受診の目安
・乳房のかたさに気づいた時
・どんどん範囲が広がる時
・皮膚の発赤やひきつれ、へこみなどの他の症状が出てきた時

 

乳房(胸)の異常「チクチク」の原因の可能性として

①女性ホルモンの影響で起こる「チクチク」
女性ホルモンの影響で感じるちくちくした痛みや違和感です。乳房全体が痛む感じがある場合、一部だけ目立って痛む、乳頭や脇の近くが痛む場合など様々ですが悪性のものではなく、経過観察となります。
乳腺組織自体が女性ホルモンの影響を受けて痛みを感じるもので、しこりや硬さを伴うこともあります。
生理周期に合わせて痛みを感じたり、感じなくなったりすることもあります。生理周期と関係なく起こることもあり、波があることが多いです。
思春期の頃、閉経前後で感じやすい痛みです。

②腫瘍ができることで起こる「チクチク」
良性もしくは悪性の腫瘍ができることで、しこりよりもちくちくした痛みや違和感を感じることがあります。
乳腺の深いところに腫瘍ができている、乳腺の多い部分にできているなどの場合があり、触ると硬さを感じることもあります。
皮膚が赤くなったり、ひきつれたりなどの症状を伴うこともあります。

乳房(胸)の異常「チクチク」による受診の目安
・なかなか改善しない時
・どんどん範囲が広がる、症状が悪化している時

 

 

乳房(胸)の異常「左右の大きさが違う」の原因の可能性として

①もともとの乳腺量の違いで起こる「左右の大きさが違う」
乳腺も顔と同じで完全に左右対称ではありません。乳腺の量に個人差があるように、個人の中でも左右差があることは普通です。もちろん、左右差の程度には個人差があり、目立つ場合には乳腺組織の量を確かめてみるという意味で超音波などの検査が有効です。
基本的には経過観察よいものですが、あまりにも差が気になるなどであれば豊胸術などを検討することも選択肢のひとつです。

②腫瘍ができることで起こる「左右の大きさが違う」
良性もしくは悪性の腫瘍ができることで、左右差がでてくることがあります。
はっきりとしこりを感じないこともあり、その場合は乳腺の深いところに腫瘍ができている、乳腺の多い部分にできているなどの場合があり、触ると硬さを感じることもあります。
皮膚が赤くなったり、ひきつれたりなどの症状を伴うこともあります。

乳房(胸)の異常「左右の大きさが違う」による受診の目安
・左右差が大きくなって来た時
・しこりや硬さを感じるようになってきた時
・皮膚の変化など見た目の変化がでてきた時

 

乳房(胸)の異常「しこり・はれ・痛み・はり・硬い・チクチク・左右の大きさが違う」

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