当院では「子宮頸管ポリープ切除術」「膣ポリープ切除術」も行っております。

当院では子宮内膜ポリープ手術は行っておりませんので、ご注意ください。

子宮頸管ポリープ・膣ポリープとは?

子宮の入口と膣をつないでいる部分を子宮頸管といいます。この子宮頸管部分の粘膜が増殖してできたキノコ状の柔らかい突起が膣内に垂れ下がってくるものが子宮頸管ポリープといいます。

大きさは大体、米粒(2〜3mm)から大きいものになると親指大(1〜3cm)位になります。ポリープは1つだけできるケースが大半なのですが、なかには複数できる場合もあります。

症状

痛みはほとんどありませんが組織が弱くなるため出血しやすくなったり、血の混じったおりものが出るなどの症状が現れます。また、性交渉や激しい運動などでも出血しやすくなります。ポリープが大きくなると特に刺激となることがなくても不正出血がみられるようになります。

不正出血により、婦人科を受診して子宮頸管ポリープが発見されるケースや、婦人科検診を受診した際に診断されるケースもあります。

原因

原因は、はっきりとはわかっていません。

治療方法

子宮頸管ポリープの治療は切除治療が基本となります。出血等の自覚症状がない場合は経過観察でも大丈夫ですが、ポリープ自体、自然消滅することが殆どありません。

切除について

切除は非常に簡単なので茎の細いものなら外来で取ることができます。診療時間内にご予約いただければ切除手術が可能です。

内診台に乗っていただき約5分程度で切除手術は終わります。手術中の痛みに関しても殆どありませんので安心して受けていただけます。小さいポリープであれば、膣から器具を挿入し根元から捻り取りますが、大きいポリープの場合は電気メスでの切除となります。異常に大きい場合、稀に総合病院にご紹介する場合があります。

2〜3日少量の性器出血が続きますが、1週間程度で治まります。日常生活に制限はありませんが、出血がある間は性交渉を控えてください。

切除後に癌がないかどうか組織検査を行います。

※検査会社で精密検査を行うため、検査結果は約10日後に検査結果システムで結果確認をお願いしております。

保険会社の手術給付金を請求される方へ

  • 手術診断書が必要な場合は、保険会社様式の診断書を持参いただければ記入いたします。
  • 手術診断書費用は、別途 2,000円(税込)となります。
  • 手術診断書のお渡しは書類を頂いてから翌日以降、もしくは郵送となります。

※当院では子宮内膜ポリープ手術は行っておりませんのでご注意ください。

子宮頸管ポリープ・膣ポリープに関するよくある質問

再発の可能性はありますか?

切除をしても再発することが多くあります。検診などで再度指摘された場合は再切除しております。

子宮がん検診を受けて頸管ポリープが見つかりました。大丈夫でしょうか?

子宮がん検診では、子宮口を観察するのでポリープが見つかることがよくあります。ポリープは殆どのものが良性ですが、稀に悪性のものもありますので切除したポリープは組織検査をします。

組織検査の結果は改めて聞きにいかなければならないでしょうか?

組織検査の結果は約10日後に検査結果システムで結果確認をお願いしておりますので、来院の必要はありません。切除後、日を改めて来院していただかなくてもいいため遠方からお越しくださってる患者様も多数おられます。

切除手術に保険は適用されますか?

切除費用は内容によって多少異なりますが、保険適用対象となります。保険3割負担の方で費用は約 10,000円となります。

妊娠中に子宮頸管ポリープが見つかりました。今後どのようにすればいいでしょうか?

妊娠経過とポリープの状態によって対応が異なりますので、かかりつけの産科でご相談ください。子宮頸管ポリープ・膣ポリープ切除術について、お気軽にお問い合わせください。当院では、京都府下をはじめ大阪府・滋賀県・兵庫県・奈良県からもご来院いただいております。