B型肝炎って何ですか?

B型肝炎ウイルス(HBV)は肝臓の病気です。 B型肝炎になると、肝臓の細胞が壊れて、肝臓の働きが悪くなります。 肝臓は「沈黙の臓器」といわれ、重症化するまでは自覚症状が現れない場合が多くあります。また、肝炎を長期持っていると慢性肝炎から肝硬変・肝がんへと進展する可能性があります。

症状がなくてもきちんと検査をして病気を早く発見することが大切です。

肝臓の働きとは?

・ 栄養分(糖質、たん白質、脂肪、ビタミン)の生成、貯蔵、代謝
・ 血液中のホルモン、薬物、毒物などの代謝、解毒

・出血を止める因子の生成

・ 胆汁の産生と胆汁酸の合成

・ 身体の中に侵入したウイルスや細菌の感染を防御する
などがあり、健康な肝臓であることが大切です。

急性B型肝炎・慢性B型肝炎の違いは?

急性B型肝炎は成人が初めてB型肝炎(HBV)に感染し発病したものであり、慢性B型肝炎はB型肝炎(HBV)に持続感染(6か月以上ウイルスが血中に残り、おおよそ生涯にかけて感染)している人が発病したものです。

B型肝炎の治療期間はどれくらい?

・急性B型肝炎:多くの人は特別な抗ウイルス薬を必要とせず、症状管理のための支持療法(休養、適切な栄養摂取、水分補給など)が主な治療となります。劇症肝炎に移行することが考えられる場合には、抗ウイルス剤を使用して治療が必要です。
・慢性B型肝炎:抗ウイルス薬を長期間服用する必要です。ウイルスの増殖を抑制し、肝臓のダメージを防ぐことを目的とし、現在の治療法ではウイルスを完全に排除することが困難な為、医師と相談しながら治療を進めていくことが重要です。

B型肝炎治療後の検査は必要ですか?

抗ウイルス薬が適切にウイルスの増殖を抑えているかを確認するため肝機能検査( AST(GOT)、ALT(GPT)、アルカリホスファターゼ、ビリルビンなどの値)・HBV DNA量検査実施をお勧め致します。数値が正常でも突然にがんを引き起こすこともありので、定期的に超音波検査(エコー検査)で肝臓の状態の確認が重要です。

B型肝炎とC型肝炎どちらが怖い?

B型肝炎の方が注意が必要です。
B型肝炎ウイルスはHIV・C型肝炎ウイルスに比べると感染力は高く、血液や体液から感染します。

B型肝炎郵送検査キットはいくらですか?

郵送による梅毒の検査キット費用
・郵送の性病検査キット(HIV・梅毒・B型肝炎・C型肝炎) 4,980円

B型肝炎の郵送検査はどうやるの?

まりこクリニック郵送の性病検査のB型肝炎の検査方法は
指先に専用の針を刺し、少量の血液を採取します。血液を専用の容器に入れてご返送いただきます。

B型肝炎の治療費・検査費はいくらですか?

B型肝炎の治療費は国や地域によって異なります。具体的な治療費は、使用する薬や治療法、医療機関の種類や場所によって異なります。
また、患者の健康状態や治療の必要性に応じても変わります。一般的には、B型肝炎治療にかかる費用は高額であり、医療保険や政府の支援が必要な場合があります。
受診される病院にご確認ください。

B型肝炎の検査は生理中でもできますか?

生理中でもB型肝炎の検査を受けることができます。
生理中に検査を行っても、検査結果には影響はありません。

B型肝炎の陽性はいつからわかりますか?

まりこクリニック郵送の性病検査では、化学発光酵素免疫測定 CLEIA法にて検査を実施しております。
菌やウィルスが体内に入ると、血中の抗体が上昇してきます 人によって、血液検査で陽性と判断できる量の抗原が上昇してくるまでに時間差があります。早い人なら感染機会から約4週間後には陽性になりますが、遅い方では約12週間ぐらいかかります。ご不安な場合は病院に受診し、精密検査実施されることをお勧めします。

B型肝炎の薬は市販で購入することはできますか?

B型肝炎の治療薬は、必ず医師の処方が必要となります。また、日本国内では市販薬として薬局やドラックストアなどでB型肝炎の治療薬(インターフェロン(IFN)および, 核酸アナログ)は販売されておりません。

B型肝炎の検査結果は何日くらいで出ますか?

B型肝炎の検査結果(当院の場合)
郵送検査:ポスト投函から翌日から翌々日に検査結果ショートメッセージにて通知させていただきます。
まりこクリニック:採取から3日後に検査結果お伝えさせていただきます。

※検査方法や病院によって異なります。検査される病院にご確認をお願い致します。

B型肝炎陽性中でもゴムをつけていたら大丈夫ですか?

B型肝炎(HBV)感染は性行為による感染が多いです。
最初から最後までコンドームをつけていたとしても、100%予防できるわけではなく相手に移る場合がありますので、治療を受けている間は、感染を他人に広げないために性行為を避けることがお勧めいたします。
パートナーも定期的検査と治療を受けることが重要です。

B型肝炎の治療しないで、自然に治りますか?

急性B型肝炎は多くの方が自然に治癒することがありますが、一方、慢性B型肝炎はHBVが体内に残存し、自然に治癒しないことが特徴です。慢性感染が継続することで「肝硬変」「肝臓がん」のリスクが増加します。
急性B型肝炎は自然治癒すると言われてますが慢性化する場合もございますので、定期的な検査実施をお勧めします。

B型肝炎の陽性率は?

世界保健機関(WHO)のデータによると、世界中で推定3億5千万人がB型肝炎ウイルス(HBV)の慢性感染者です。これは、世界人口の約3.5%に相当します。
日本ではHBVキャリアが130万~150万人が存在すると考えられます。

B型肝炎の検査は妊婦でも可能ですか?

はい。B型肝炎の検査は妊婦も検査を受けることが可能です。母体から胎児へのB型肝炎ウイルスの感染のリスクがあるため、定期的に血液検査を実施しております。

B型肝炎治療薬中のお酒について

B型肝炎治療中にお酒を飲むことは、お勧めしません。B型肝炎は肝臓に影響を及ぼすウイルス性の疾患です。お酒の摂取は肝機能に負担をかけ、肝細胞のダメージや肝炎の進行を促進する可能性があります。これにより、治療の効果が低下することが考えられます。

なぜB型肝炎陽性になるの?

・母子感染
・血液感染(輸血や臓器移植、注射針など医療器具の共用、注射針の針刺し事故など)
・性行為(精液や腟分泌液)
感染経路はHIVと同じですが、B型肝炎ウイルスはHIVに比べて50倍から100倍感染力が強いといわれております。

症状なくてもB型肝炎に発症の可能性はありますか?

無症状感染:B型肝炎ウイルス(HBV)に感染しても、初期段階では症状が全く現れないことがあります。これを「無症状感染」と呼びます。感染後数週間から数ヶ月は、ウイルスが体内で増殖し、肝臓に感染が広がる時期です。この間、通常は明確な症状が現れることはありません。
慢性感染:一部の人々は、感染後にウイルスが体内に残存し、慢性B型肝炎になります。慢性感染の特徴は、数十年にわたって症状がないことがあります。これは、ウイルスが肝細胞内で低レベルで活動し、肝機能に顕著な影響を与えない場合があるためです。
B型肝炎は無症状感染であっても感染の可能性があります。特に感染リスクの高い人々や予防接種を受けていない人々は、定期的な検査と予防策の実施が重要です。

B型肝炎の人と触れたら感染しますか?

B型肝炎(HBV)の方と性行為をすると感染する確率は高いですが、
握手 ・抱き合う ・軽くキス ・隣に座る ・食器の共用 ・一緒に入浴
などでは感染しません。

B型肝炎に感染したときどのような症状になりますか?

急性B型肝炎、感染してから3~8週間ほど経った後に、発熱・疲労感・腹痛や不快感・食欲不振・頭痛・黄疸(皮膚や白目の黄色化)・肝臓の腫れや痛み(右上腹部の不快感)の症状が出現することが一般的です。

B型肝炎に気づくきっかけは何がありますか?

・妊娠中の血液検査
・一般健康診断よりも検査項目が多い健康診断受けたとき(肝機能異常や特定の肝炎マーカー ※HBs抗原や抗体)
・献血を受けた時
・腹部の不快感や痛みなどの肝炎の症状
などで気づくことがあります。無症状な場合でも医師に相談し早期治療が必要です。

B型肝炎にかかると疲れやすくなりますか?

B型肝炎ウイルスが体内に侵入すると、免疫系が反応してウイルスを排除しようとします。この過程で体力を消耗し、疲労感が現れることがあります。また、 B型肝炎は主に肝臓に影響を与えるウイルスです。肝臓の炎症や障害が進行すると、肝機能が低下し、体内のエネルギー代謝や栄養の吸収が妨げられることがあります。これが疲労感を引き起こす要因となります。

B型肝炎の特効薬はありますか?

現在、B型肝炎に対する特効薬と呼べるような完全な治癒を保証する治療法はありませんが、B型肝炎の治療において効果がある薬がございます。

核酸アナログ:B型肝炎ウイルスのDNA合成を阻害する薬です。主に使用される核酸アナログには、テノホビル(Tenofovir)、エンテカビル(Entecavir)などがあります。これらの薬はウイルスの増殖を抑え、肝炎の進行を防止します。
インターフェロン:免疫調整薬として使用されることがあります。ペガイントロンなどのペグ化インターフェロンαは、免疫系を活性化させてウイルスに対する免疫反応を促進し、ウイルスの除去を試みる効果があります。

B型肝炎と悪性腫瘍は関係がありますか?

B型肝炎ウイルス(HBV)感染は、肝細胞癌の主要なリスク因子の一つです。慢性B型肝炎が進行して肝硬変になると、肝臓の組織が慢性的な炎症と再生を繰り返すことで肝癌のリスクが増加します。HBVは肝細胞に長期間留まり続けることができ、肝癌の発生に関与する可能性があります。慢性B型肝炎の患者は、非感染者よりも肝癌になるリスクが高いとされています。
B型肝炎に感染しない為、B型肝炎ワクチン接種をしたり、慢性B型肝炎の患者は定期的に医師の診察を受けてください。

B型肝炎の菌は残りますか?

B型肝炎はウイルス感染症であり、正確には「菌」という表現は使用されません。しかし、ウイルスが体内に残存することで再発や慢性感染の可能性があります。B型肝炎ウイルス(HBV)は肝臓の細胞で増殖し、肝臓に定着します。治療が行われない場合、ウイルスは長期間体内に留まり、慢性B型肝炎に進行することがあります。

B型肝炎の陽性が信じられません。どうしたら良いですか?

B型肝炎が陽性だった場合、専門医に相談して精密検査実施をお願い致します。また、専門医にこれからの治療法などご相談ください。

B型肝炎ウイルス感染項目について

HBV-DNA:B型肝炎ウイルスの遺伝子です。陽性の場合は、現在、HBVに感染している可能性があります。
HBs抗原:ウイルスの外側を被うたん白質です。陽性の場合は、現在、HBVに感染している可能性があります。
※6カ月以上持続してHBV-DNAあるいはHBs抗原が陽性の人を「HBVキャリア」といいます。
HBc抗体:HBc抗原に対する抗体です。陽性の場合は、現在、HBVに感染しているか、または過去に感染したことがある状態です。
HBs抗体:HBs抗原に対する抗体です。(HBVの感染を防御する働きがあります。)陽性の場合は、過去にHBV感染したことがあるか、または、ワクチン接種によりHBVに対する免疫を獲得した状態です。

B型肝炎の陽性が陰性になることはありますか?

急性B型肝炎の多くは、自然免疫反応によりウイルスが排除され、その結果HBVの検査結果が陰性になることがあります。また、慢性B型肝炎の場合、抗ウイルス薬(例えば、テノホビルやエンテカビルなど)を使用することでウイルス量を抑え、一部の患者ではHBVの検査結果が陰性になることがあります。

B型肝炎ワクチン(HBワクチン)接種について

B 型肝炎ワクチンは不活化ワクチンで、基礎接種は 3 回です。
①1回目の接種 ②1回目から4週間後に2回目を接種 ③1回目接種から数えて20~24週後に3回目の接種
3 回目の接種終了後から 4~8 週後に HBs 抗体検査を行い、ワクチン効果の有無を確認します。

B型肝炎 まりこクリニック 郵送の性病検査方法

B型肝炎の検査では、指先に専用の針を刺し採血採取します。
まりこクリニック郵送の性病検査では、化学発光酵素免疫測定(CLEIA法)を用いて、より高感度の検査を実施しています。

B型肝炎の検査費用

B型肝炎の検査は保険適用が可能ですが、条件を満たし、来院する必要があります。検査の費用や保険適用の有無は、施設によって異なります。保険適用で受診する場合、3割負担でおおよそ3,000円~4,000円かかります。自費診療で受診する場合は、3,980円~6,980円必要です。

「郵送の性病検査キット」は2,980円~検査が可能です。

B型肝炎 検査いつから

まりこクリニック(郵送の性病検査)のB型肝炎の検査は、感染が疑われる場合は感染の可能性があった日から4週間以上経過した後に受けることができます。潜伏期間があるため、早期の検査が必要です。この期間中も感染を広げる可能性があるため、定期的な検診を受けることをおすすめします。

自宅で簡単に検査できる「郵送の性病検査キット」

当クリニックでは、自宅で手軽に性病の検査ができる郵送の性病検査キットを提供しています。

B型肝炎感染症の検査キットは、男女共用になります。《微量採血タイプ》HIV・梅毒・B型肝炎・C型肝炎検査キットをお願いします。

当クリニックでは、自宅で手軽に性病の検査ができる郵送の性病検査キットを提供しています。このキットは、うがい、尿、膣ぬぐい、微量採血などを利用し、複数の感染部位に対応しています。また、クラミジア、淋菌、カンジダ、トリコモナス、マイコプラズマ・ジェニタリウム、梅毒、HIV(エイズ)、B型肝炎、C型肝炎など、様々な性感染症に対応しています。

基本項目の郵送の検査キットは2,980円から用意しています。さらに、目的に合わせて様々なタイプのキットも用意しています。