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消化器内科や感染症内科での精密検査が必要な為、オンライン診療では対応できません。

ご希望(お近く)の消化器内科や感染症内科をお探しください
「郵送の微量採血検査でC型肝炎が陽性だった。そちらで、すぐに治療してもらうにはどうすればいいいですか?」と事前問い合わせしてください

※ 診断証明書2,000円が必要な場合は「結果確認画面」オンライン診療からお申込みお願い致します。
※ 当院へ来院が可能な場合、完全予約制になるため、ご予約後にご来院ください

C型肝炎って何ですか?

C型肝炎は、C型肝炎ウイルス(HCV)の感染によって起こる肝臓の病気です。肝臓は予備能力が高く、慢性肝炎や肝硬変になっても自覚症状が出ないことが多いことから、「沈黙の臓器」と呼ばれています。成人がHCVに初めて感染すると、約70%の人がC型肝炎ウイルス持続感染者(HCVキャリア)となり、放置すると本人が気づかないうちに、慢性肝炎、肝硬変、肝がんへと進展する場合があります。

症状がなくてもきちんと検査をして病気を早く発見することが大切です。

肝臓の働きとは?

・ 栄養分(糖質、たん白質、脂肪、ビタミン)の生成、貯蔵、代謝
・ 血液中のホルモン、薬物、毒物などの代謝、解毒

・出血を止める因子の生成

・ 胆汁の産生と胆汁酸の合成

・ 身体の中に侵入したウイルスや細菌の感染を防御する
などがあり、健康な肝臓であることが大切です。

急性C型肝炎・慢性C型肝炎の違いは?

急性C型肝炎は成人が初めてC型肝炎(HCV)に感染し発病したものであり、慢性C型肝炎はC型肝炎(HCV)に持続感染(6か月以上ウイルスが血中に残り、おおよそ生涯にかけて感染)している人が発病したものです。

C型肝炎の治療期間はどれくらい?

個々の症例や治療法によって異なります。一般的には、C型肝炎の治療は数週間から数ヶ月、またはそれ以上の期間を要することがあります。主な治療薬としては、抗ウイルス薬が使用されます。これらの薬物はウイルスの増殖を抑え、肝炎ウイルスを排出することが目的です。治療の具体的な期間や成功率は、ウイルスの株型や感染の期間、患者の肝臓の健康状態などによって異なります。一般的に、治療が始まってからウイルスが消失するまでの期間や、肝臓の状態の改善には数週間から数ヶ月かかる場合があります。

C型肝炎治療後の検査は必要ですか?

治療をした場合、肝発がんリスクは減りましたが、リスクが全くなくなったわけではありません。定期的な肝臓の検査(超音波検査・画像検査・血液検査)が必要です。

C型肝炎陽性中でもゴムをつけていたら大丈夫ですか?

C型肝炎ウイルス(HCV)感染は性行為によって感染は稀といわれてますが、絶対に感染しない訳ではありません。また、最初から最後までコンドームをつけていたとしても、100%予防できるわけではなく相手に移る場合がありますので、治療を受けている間は、感染を他人に広げないために性行為を避けることがお勧めいたします。
パートナーも定期的検査と治療を受けることが重要です。

C型肝炎の薬は市販で購入することはできますか?

C型肝炎の治療薬は、必ず医師の処方が必要となります。また、日本国内では市販薬として薬局やドラックストアなどでC型肝炎の治療薬は販売されておりません。

C型肝炎の治療費・検査費はいくらですか?

C型肝炎の治療費は国や地域によって異なります。具体的な治療費は、使用する薬や治療法、医療機関の種類や場所によって異なります。
また、患者の健康状態や治療の必要性に応じても変わります。一般的には、C型肝炎治療にかかる費用は高額であり、医療保険や政府の支援が必要な場合があります。
受診される病院にご確認ください。

C型肝炎の治療しないで、自然に治りますか?

感染者の約15~45%は治療を受けなくても感染から6か月以内に自然にウイルスがいなくなると言われてますが、残る55~85%の方は慢性HCV感染症と進展し、慢性C型肝炎になると「肝硬変」になります。
C型肝炎と診断された場合、早期に治療を受けることをお勧めします。

なぜC型肝炎陽性になるの?

・母子感染(B型肝炎より感染確率は低い)
・血液感染(衛生管理が不十分な刺青・ピアス、注射針など医療器具の共用、注射針の針刺し事故など)
・性行為(生理中のセックス・アナルセックス・出血を伴う性行為)
B型肝炎とは異なり、血液に直接触れる以外で感染する可能性は高くないので、通常の性行為で感染することは多くはありません。

C型肝炎は何科に受診?

B型肝炎は対応できる消化器内科や感染症内科の受診をお勧めします。

症状なくてもC型肝炎に発症の可能性はありますか?

はい。C型肝炎は初期には症状がほとんど現れない場合があります。特に慢性化するまでの間、多くの人が何の症状も感じないことがあります。無症状の感染が続くと、一部の人は肝臓に対する損傷が進行し、「肝線維化」や「肝硬変」などに進展する可能性があります。感染要因がある人は定期的な血液検査実施が重要です。

C型肝炎の菌は残りますか?

C型肝炎はウイルス感染症であり、正確には「菌」という表現は使用されません。適切な治療を行わない限り、体内に残存する可能性があります。治療を受けずに放置すると、ウイルスは肝臓細胞内に留まり、肝炎の進行を引き起こす可能性があります。 しかし、治療を行うことで、多くの場合ウイルスを除去し、体内から排出することができます。治療が成功すれば、ウイルス量が非検出限界以下にまで低下し、肝臓の健康を保つことが期待されます。

C型肝炎の陽性が信じられません。どうしたら良いですか?

C型肝炎が陽性だった場合、専門医に相談して精密検査実施をお願い致します。また、専門医にこれからの治療法などご相談ください。

C型肝炎ウイルス感染項目について

HCV抗体検査:C型肝炎ウイルス(HCV)の感染によってつくられた抗体が血液中にあるかを調べます。 陽性(抗体がある)の場合は過去に感染していたか、あるいは現在、C型肝炎ウイルスに感染していることを示します。

HCV-RNA検査:HCV抗体で感染経験が認められた人に対して行う検査でです。現在、C型肝炎ウイルスが血液中にいるか調べます。こちらは郵送検査では対応しておりません。

C型肝炎の陽性が陰性になることはありますか?

C型肝炎の感染は一般的には自然には治癒しないため、治療を受けない限りウイルスが体内に残存し続けることが一般的です。しかし、治療を行うことでウイルスを除去し、ウィルス検査で陰性になることが可能です。具体的には、抗ウイルス薬を使用した治療により、多くの場合ウイルス量が減少し、最終的にはウイルスが検出されなくなります。 治療によってウイルスが完全に除去されるかどうかは個人によって異なりますが、適切な治療法を守り、医師の指示に従うことで、ウイルスを除去し、血液中のウイルス量を非検出限界以下に低減させることができるとされています。

C型肝炎感染 気を付けることは?

C型肝炎は肥満、糖尿病などで肝臓に脂肪が溜まると、肝硬変への進行が早くなり、肝がんができるリスクも高まります。このため、適度な運動を行ったり、食べ過ぎに注意したりして、体重が多くならないように注意する必要があります。また、レバーなど鉄分が多い食品や、鉄を含むサプリメント、健康食品、市販の医薬品などの過剰な摂取には、注意してください。
C型肝炎ウイルスは血液を介して感染しますが、その感染性は高くなく、通常の日常生活で家族に感染することは通常ありません。しかし、歯ブラシ、ひげそりなど血液に触れる可能性があるものは、共有しないようにしてください。