HIVって何ですか?

HIV、Human Immunodeficiency Virus(ヒト免疫不全ウイルス)は、人間の免疫系を攻撃するウイルスです。HIV感染により、体の免疫系が徐々に破壊されるため、感染者は通常の免疫応答を行えなくなり、さまざまな感染症が起こりやすくなります。
HIV感染の早期発見と治療は重要ですので、HIVリスクのある場合や不安がある場合は、早めに検査を受けることをお勧めします。

HIVの特徴とは?

主に血液、精液、膣分泌液、母乳を介して感染します。性的接触、注射器の共有、母子感染(出産時や授乳時)などが主な感染経路です。
初期段階ではインフルエンザのような症状が現れることもありますが、多くの人は長期間にわたって無症状です。ウイルスが免疫系を破壊する進行過程で、エイズ(後天性免疫不全症候群)を発症することがあります。

HIVとエイズの違いは?

HIVは「病気の原因となるウイルスの名前」・エイズは「病気の名前」となります。HIV感染後、未治療でいると数年~十数年でエイズを発症するといわれております。

HIVの治療期間はどれくらい?

HIV(ヒト免疫不全ウイルス)は、現在のところ完全な治療法はありません。HIVは慢性的なウイルス感染症であり、現時点では完全な治癒は不可能です。しかし、HIV感染の管理や進行を遅らせ、健康を維持するために、抗HIV薬がございます。3~4種類の抗HIV薬を組み合わせて内服します。抗HIV薬を中途半端に内服してしまうと、薬が効かなくなってしまうため、基本は一生継続して内服をします。

HIV治療後の検査は必要ですか?

HIV治療を受けている人々には定期的な検査が必要です。
ウイルス量のモニタリング: 抗レトロウイルス療法(ART)を受けている人々は、
ウイルス量(ウイルス量)を定期的にモニタリングする必要があります。ウイルス量を低く抑えることは、健康維持とHIVの合併症のリスクを減らすために重要です。
免疫機能の評価: CD4細胞数は、免疫系の機能を評価するための重要な指標です。
HIV感染者は定期的にCD4細胞数をモニタリングすることで、治療の効果を評価し、感染症や合併症のリスクを把握することができます。
副作用の監視: HIV治療薬には副作用がある場合があります。定期的な検査により、薬物療法が適切に機能しているかどうかや、副作用が発生していないかどうかを確認することが重要です。

定期的な検査は、心血管疾患、がん、肝臓疾患などのリスクを評価し、早期に発見するのに役立ちます。

HIV郵送検査キットはいくらですか?

郵送によるHIVの検査キット費用
・郵送の性病検査キット(HIV・梅毒) 2,980円
・郵送の性病検査キット(HIV・梅毒・B型肝炎・C型肝炎) 4,980円

HIVの郵送検査はどうやるの?

HIVの検査方法(当院の場合)
指先に専用の針を刺し、少量の血液を専用容器に採取します。血液を専用の容器に入れてご返送いただきます。

HIVの陽性はいつからわかりますか?

当院では、化学発光酵素免疫測定 CLEIA法にて検査を実施しております。
菌やウィルスが体内に入ると、血中の抗体が上昇してきます 人によって、血液検査で陽性と判断できる量の抗体が上昇してくるまでに時間差があります。早い人なら感染機会から約3週間後には陽性になりますが、遅い方では約3か月ぐらいかかります。
ご不安な場合は病院に受診し、精密検査実施されることをお勧めします。

HIVの治療費・検査費はいくらですか?

HIVの治療費は国や地域によって異なります。一般的には、HIV治療は高額な医療費がかかることがありますが、
多くの国では医療保険や政府の支援制度があります。これにより、患者が薬物療法や定期的な医療ケアを受けることができます。

具体的な治療費は、使用する薬や治療法、医療機関の種類や場所によって異なります。
また、患者の健康状態や治療の必要性に応じても変わります。一般的には、HIV治療にかかる費用は高額であり、医療保険や政府の支援が必要な場合があります。

HIVの検査は生理中でもできますか?

生理中でもHIVの検査を受けることができます。
生理中の女性が血液サンプルを提供しても、検査結果には影響がありません。

HIVの薬は市販で購入することはできますか?

HIVの治療薬(抗レトロウイルス療法、ART)は、市販では購入できません。
適切な診断と治療計画、医師の指示にて継続的に行う必要があります。また、HIV治療薬は高価であり、薬の適切な使用と管理が求められているため、医師の処方に従い、正確に服薬することが重要です。

HIVの薬の効果いつ出る? 症状がつらいです!

HIVの治療薬の効果は、個々の患者の状態や治療開始時のウイルス量、免疫機能、治療に対する個人の反応によって異なります。
・初期段階(数週間以内)
ウイルス量の減少:治療開始後、数週間以内に血液中のウイルス量(HIV RNA)が急速に減少し始めます。多くの患者では、4~6週間以内にウイルス量が著しく減少します。
症状の改善: 急性期のHIV感染症状がある場合、治療開始後数週間で症状が改善することが期待されます。

・中期段階(1~3ヶ月)
さらなるウイルス量の減少:治療開始から3ヶ月以内に、ウイルス量が検出限界未満(検出不可能なレベル)になることが一般的です。これは「ウイルス抑制」と呼ばれます。
免疫機能の回復:血液中のCD4細胞数が徐々に増加し、免疫機能が回復し始めます。これは感染症やその他の合併症のリスクを減少させます。
・長期段階(数ヶ月以降)
持続的なウイルス抑制: 持続的に治療を続けることで、ウイルス抑制が維持され、HIV関連の症状や合併症のリスクがさらに減少します。
:健康状態の安定: 長期的な治療により、全体的な健康状態が安定し、HIV感染者の寿命は非感染者とほぼ同じになります。

症状が辛い場合は医師と相談してください。治療計画の見直しや、副作用を管理するための追加の治療が必要かもしれません。

HIV治療中のお酒について

医師よりお酒を控える指示がなければ適用の飲酒は問題ございません。
飲酒に関するガイドラインを守ることが大切です。また、肝臓を休めるために飲酒をしない「休肝日」を週に1日以上設けることもお勧めいたします。

HIVの検査結果は何日くらいで出ますか?

HIVの検査結果(当院の場合)
郵送検査:ポスト投函から翌日から翌々日に検査結果ショートメッセージにて通知させていただきます。
まりこクリニック:採取から3日後に検査結果お伝えさせていただきます。

※検査方法や病院によって異なります。検査される病院にご確認をお願い致します。

HIV陽性中でもゴムをつけていたら大丈夫ですか?

HIV感染症を治療中は、性行為を控えることが重要です。最初から最後までコンドームをつけていたとしても、相手に移る場合がありますので、治療を受けている間は、感染を他人に広げないために性行為を避けることがお勧めいたします。
治療を続けて、ウイルスが減り、血液検査でも検出されない状態が6か月以上続くと性行為していただいて大丈夫です。
パートナーも定期的検査と治療を受けることが重要です。

HIVの治療しないで、自然に治りますか?

HIVは自然治癒しません。HIVはヒト免疫不全ウイルス(Human Immunodeficiency Virus)の略称であり、免疫系を攻撃し、免疫機能を弱めるウイルスです。
現時点では、完全にHIVを治癒する方法は確立されていません。
しかし、適切な医療と治療により、HIV感染者は健康な生活を送ることができます。
もし、未治療でいると数年~十数年でエイズを発症する可能性がございます。

HIVの陽性率はどのくらいですか?

HIVの陽性率は、地域や人口集団によって異なります。一般的に、HIVの感染率は特定の地域や集団に集中しています。この率は、性的行動、注射薬の使用、健康へのアクセス、性教育などの要因によって影響を受けます。世界保健機関(WHO)によると、2019年の世界的な推計では、15歳以上の成人でHIV感染者の割合は約0.7%でした。
しかし、これは地域によって大きく異なります。一部の地域では、HIV感染率が高く、他の地域では比較的低い場合があります。
もし、コンドームを使用しない性行為を行なった場合、感染の確立は0.1~1%となります。

HIVのときおりものはどうなりますか?

HIV感染によってすぐにおりものの変化がおこることはほぼありません。病気が進行して免疫不全の状態になると、カンジダなどが繁殖しやすくなりおりもの異常が出ることはあります。

HIVの検査は妊婦でも可能ですか?

妊婦もHIVの検査を受けることが可能ですし、検査をお勧めします。実際に、多くの国では妊婦に対するHIV検査が標準的な医療ケアの一部として推奨されています。これは、HIV感染の早期発見と治療が母子感染のリスクを大幅に減少させることができるためです。

妊婦のHIV検査は、妊娠初期の検査・出産前の検査の時点で実施しております。妊婦のHIV検査は、母子感染を防止し、母体や赤ちゃんの健康を保護するために重要です。

HIVは妊婦でも感染しますか?

はい。妊婦もHIVに感染する可能性があります。そして、妊婦がHIVに感染している場合、母子感染(垂直感染)のリスクがあります。母子感染は、妊娠中、出産時、または授乳中に起こる可能性があります。しかし、適切な予防措置と治療を行うことで、母子感染のリスクを大幅に減少させることができます。

なぜHIVの陽性になるの?

HIVが陽性になる原因は、主にHIVウイルスの感染です。HIV(ヒト免疫不全ウイルス)は、感染した人の体内で増殖し、免疫系を攻撃するウイルスです。HIVは、主に血液、精液、膣分泌物、乳汁などの体液を介して感染します。

性行為: 未保護の性交(口、肛門、または膣)によって、HIVが感染する可能性があります。感染した性交パートナーからHIVを受け取るリスクがあります。

血液接触: 汚染された注射器の共有、輸血、医療事故などによって、HIVが血液を介して感染する可能性があります。

母子感染: HIV陽性の妊婦から胎児へ、または出産時や授乳中にHIVが感染する可能性があります。

HIV感染は、感染した体液が健康な人の体内に侵入することによって起こります。感染リスクを減らすためには、適切な予防策を取ることが重要です。

HIV治療中の性行為について教えてください

HIV治療中の性行為については、いくつかの重要なポイントがあります。

HIV治療を受けている人は、抗レトロウイルス療法(ART)を遵守し、ウイルス量を抑えることができる場合があります。これにより、性行為におけるHIVの感染リスクが大幅に低減します。ただし、ART療法を遵守することが不可欠です。
HIV治療中でも、避妊具の使用が重要です。コンドームを正しく使用することで、HIVや他の性感染症のリスクをさらに減少させることができます。
HIV治療中でも、他の性感染症(STD)のリスクは存在します。適切な予防策を取ることで、性感染症(STD)の感染リスクを最小限に抑えることができます。

最も重要なのは、HIV治療中でも健康な性生活を送るために、パートナーと共に定期的な検査実施されることをお勧めします。

無症状でもHIV発症の可能性はありますか?

HIV感染後、症状がない場合でも、感染が進行する可能性があります。実際、HIV感染後の初期段階では、多くの場合、症状がほとんどまたは全く現れないことが多々あります。この期間を「無症状期間」と呼びます。
HIV感染後の初期段階には、以下のような症状が現れる場合がありますが、これらは一般的ではありませんし、感染者によっては全く現れないこともあります。

・発熱 ・発疹 ・喉の痛み ・筋肉や関節の痛み ・頭痛 ・下痢 ・腫れたリンパ節

これらの症状は、他の感染症や一般的な健康問題と混同されることがあり、HIV感染の可能性を見逃すことがあります。
HIV感染の無症状期間中でも、ウイルスは体内で増殖し、免疫系を攻撃します。
感染が進行すると、免疫系が弱体化し、最終的にはエイズ・後天性免疫不全症候群(AIDS)に進行する可能性があります。

重要なのは、HIV感染の可能性がある場合は、定期的な検査を受けることです。

HIVは完治後再発しますか?

HIVは現在の医療技術では「完治」することができませんが、適切な抗レトロウイルス療法(ART)によってウイルスを検出不可能なレベルまで抑え込むことができます。この状態を「ウイルス抑制」と呼びます。しかし、ウイルスは体内の特定の細胞(例えば、潜伏感染細胞)に潜んでおり、治療を中断するとウイルスが再び増殖する可能性があります。

HIVの診療は何科ですか?

HIVの検査は、一般的には感染症科(インフェクション・コントロール科)、内科、性感染症(STD)クリニック、または公衆衛生部門で行われることが多いです。これらの施設では、専門家がHIVに関する検査、診断、治療を行います。

HIVの初期症状としてのどの痛みがありますか?

HIV感染の初期症状の一部として、喉の痛みが現れることがありますが典型的ではありません。症状では判断できませんので疑わしいときは、検査を受けることが重要です。

HIVは治りますか?

HIVは現時点では完全に治癒することはできません。HIVはヒト免疫不全ウイルス(Human Immunodeficiency Virus)の略称であり、
免疫系を攻撃し、免疫機能を弱めるウイルスです。現在の医学では、HIVウイルスを完全に除去する方法はまだ見つかっていません。
しかし、適切な医療と治療により、HIV感染者は健康な生活を送ることができます。抗レトロウイルス療法(ART)と呼ばれる薬物療法は、HIVの増殖を抑え、免疫系を強化することで、病気の進行を抑制します。ART療法を遵守することで、ウイルス量を低く抑えることができ、合併症や感染症のリスクを低減することができます。

HIVの潜伏期間はどのくらいですか?

急性期:2~4週間
症状:発熱・頭痛・筋肉痛・喉の痛み・吐き気・下痢・発疹
※全ての人が発症するとは限りません。

無症候性キャリア期:急性期を過ぎる、HIVは免疫系の中に侵入して、リンパ球という免疫細胞を攻撃し始めます。この時期を「無症候性キャリア期」と呼びます。この期間中、症状は現れませんが、ウイルスは増殖を続けていきます。

エイズ期:無症候性キャリア期が長引くと、免疫系が壊れ始め、細菌やウイルスに感染しやすくなります。
症状:発熱・体重減少・慢性的な下痢・口内炎・肺炎・脳炎など

HIVの感染力は強い?

HIV ヒト免疫不全ウイルス(Human Immunodeficiency Virus)は非常に弱いウイルスです。性行為・血液や体液以外での接触では感染する可能性はとても低いと考えられます。

HIV感染 男性・女性同じ症状?

初期症状に男女差はありません。
男女共にインフルエンザのような症状がでる場合がございます。

HIVの後遺症はありますか?

HIVによる後遺症は、感染者が長期間にわたってウイルスにさらされた結果、免疫系や他の臓器に与える影響がございます。
免疫不全状態:HIVは免疫系の主要な標的細胞であるCD4T細胞を攻撃し、数を減少させます。その結果、免疫不全が進行し、感染症に対する抵抗力が弱まります。免疫不全が進行すると、通常は克服できる感染症や一般的な病原体による感染が重篤化するリスクが高まります。
エイズ関連疾患:免疫不全が進行すると、特定の感染症や癌が発生しやすくなります。例として、肺炎や結核のような一般的な感染症、またはカポジ肉腫やリンパ腫などの癌が挙げられます。これらは「エイズ関連疾患」として知られています。
神経学的合併症:HIVは中枢神経系にも影響を与えることがあり、神経学的な合併症が発生することがあります。例えば、HIV脳症(HIV関連脳症)、末梢神経障害、認知機能障害があります。
心血管系の影響:長期間にわたる炎症反応や抗レトロウイルス薬の副作用などにより、心血管系に影響を与えることがあります。心筋梗塞や脳卒中のリスクが増加する可能性があります。

HIVの菌は残りますか?

HIVはウイルスであり、菌ではありません。HIVはヒト免疫不全ウイルス(Human Immunodeficiency Virus)の略称であり、免疫系を攻撃し、免疫機能を弱めるウイルスです。HIV感染者の体内には、抗レトロウイルス療法(ART)によってウイルス量が低減することがありますが、ウイルス自体は体内に残ります。
ART療法はHIVの増殖を抑え、ウイルス量を低く抑えることで、免疫系を強化し、病気の進行を抑制しますが、完全な除去を行うことはできません。したがって、HIV感染者は一生涯にわたって定期的な医療ケアを受ける必要があります。

HIVの初期症状として発疹は出ますか?

HIV感染の初期段階で皮膚に発疹が現れることがありますが、これは一般的な初期症状とは言えません。
HIV感染の初期症状は個人によって異なり、発疹が現れる場合もありますが、ほとんどの場合、風邪・インフルエンザのような症状が先に現れたり、全く症状がない場合もあります。症状だけでは判断できませんので、疑わしいときは検査を受けることが重要です。

HIVの感染率は行為別で異なりますか?

HIVの感染率は異なる性的行為や活動によって異なります。
HIVの感染リスクは、性的行為の種類によって異なります。例えば、肛門性交や膣性交は、口交よりも感染リスクが高いとされています。これは、粘膜の表面積や組織の脆弱性の違いによるものです。
コンドームの正しい使用は、HIV感染のリスクを大幅に減少させることができます。適切に使用されたコンドームは、性行為による感染リスクを低減します。
感染した相手の血液や体液中のHIVウイルスの量が多いほど、感染リスクが高くなります。これは、感染した相手のウイルス量が感染のリスクに影響を与えるためです。
性感染病を持つことは、HIV感染リスクを増加させる可能性があります。性感染症が存在すると、粘膜の損傷や炎症が起こり、HIVの侵入が容易になるためです。

総じて、性的行為によるHIV感染のリスクは様々な要因によって変化します。適切な予防策を取ることで、感染リスクを最小限に抑えることができます。

針刺しでのHIVの感染率はどのくらいですか?

針刺しによるHIV感染のリスクは、様々な要因によって異なります。
汚染された針による感染のリスクは、針がどの程度の量の感染した血液を含んでいたかによって異なります。高ウイルス量の血液を含んだ針の場合、リスクが高まります。
また、針刺しの深さや刺入箇所によっても、感染リスクが変化します。深い刺し傷や大きな刺し傷の場合、リスクが高まり、感染した患者のHIVウイルス量によっても、感染リスクが変わります。高ウイルス量の血液を含む針で刺された場合、リスクが高くなります。

一般的に、針刺しによるHIV感染のリスクは比較的低いとされていますが、ゼロではありません。医療従事者やその他のリスクがある職業の人々は、予防措置を取ることが重要です。

HIVと悪性腫瘍は関係がありますか?

HIVと悪性腫瘍の関係は複雑であり、いくつかの側面から理解されています。HIVは免疫系を弱めるウイルスであり、免疫不全状態を引き起こすため、がんのリスクを増加させることが知られています。HIV感染者は通常、免疫系が弱まるため、特に特定の種類のがんに罹患しやすくなります。これは免疫系ががん細胞を制御する役割を果たすためです。
HIV感染者の中には、特にKaposi肉腫や非ホジキンリンパ腫などの特定のがんが増加しています。これらのがんは、通常は健康な人々では比較的まれなものです。
HIV感染者にがんが診断された場合、通常のがん治療に加えて、HIVの管理と相互作用に対処する必要があります。
HIV感染はがんのリスクを増加させることが知られていますが、適切な定期的なスクリーニング検査によって、がんの早期発見が可能です。

HIVの陽性が信じられません。どうしたら良いですか?

早く治療を開始すればエイズ発症を長期間抑えることができますので、早めに専門病院にご受診ください。

HIVが人によって発症期間が違うのは本当ですか?

HIVの発症期間は人によって異なることがあります。HIV感染者の中には、感染後数か月で症状が現れる場合もあれば、何年も症状が現れない場合もあります。

HIV患者はなぜ男性が多いのですか?

性行動の生物学的要因により、男性が感染リスクを持つことがあります。たとえば、性交時に男性の性器は女性の性器よりも多くの粘膜損傷を受けやすいため、HIV感染のリスクが高まります。また、肛交や口交など、男性がHIV感染のリスクが高い性的行動を行うこともあります。コンドームを使用しない直腸(肛門)性交渉は膣交渉に比べて10倍感染リスクが高いと言われております。

HIVは女性から男性へ移すこともありますか?

HIVは女性から男性へ感染することもあります。HIVは体液を介して感染するウイルスであり、感染した女性の体液(血液、精液、膣分泌液)が男性の体内に侵入することで感染が起こります。

HIVはアルコール消毒で治りますか?

HIVはアルコール消毒だけでは治療できません。HIVはウイルスであり、消毒剤やアルコールに対しては非常に耐性があります。そのため、アルコール消毒や一般的な消毒方法ではHIVを直接殺すことはできません。

HIV まりこクリニック 郵送の性病検査方法

HIVの検査では、指先に専用の針を刺し採血採取します。
まりこクリニック郵送の性病検査では、化学発光酵素免疫測定(CLEIA法)を用いて、抗TP抗体定性検査を実施しています。

HIVの検査費用

HIVの検査は保険適用が可能ですが、条件を満たし、来院する必要があります。検査の費用や保険適用の有無は、施設によって異なります。保険適用で受診する場合、3割負担でおおよそ3,000円~4,000円かかります。自費診療で受診する場合は、3,980円~6,980円必要です。

「郵送の性病検査キット」は2,980円~検査が可能です。

HIV 検査いつから

まりこクリニック(郵送の性病検査)のHIVの検査は、感染が疑われる場合は感染の可能性があった日から3週間以上経過した後に受けることができます。潜伏期間があるため、早期の検査が必要です。この期間中も感染を広げる可能性があるため、定期的な検診を受けることをおすすめします。また、抗体の上昇までの時間は個人差があり、感染機会から3か月後に判定できる量に上昇する方もいらっしゃいます。ご不安な場合は病院に受診し、精密検査実施されることをお勧めします。

自宅で簡単に検査できる「郵送の性病検査キット」

クリニックでは、自宅で手軽に性病の検査ができる郵送の性病検査キットを提供しています。

HIV感染症の検査キットは、男女共用になります。《微量採血タイプ》HIV・梅毒検査キットをお願いします。

「郵送の性病検査キット」は、うがい、尿、膣ぬぐい、微量採血などを利用し、複数の感染部位に対応しています。また、クラミジア、淋菌、カンジダ、トリコモナス、マイコプラズマ・ジェニタリウム、梅毒、HIV(エイズ)、B型肝炎、C型肝炎など、様々な性感染症に対応しています。

基本項目の検査キットは、2,980円から用意しています。さらに、目的に合わせて様々なタイプのキットも用意しています。