咽頭淋菌（淋病）陽性だった場合（治療薬・治療費・治療期間）

咽頭淋菌（淋病）は以前内服の抗生剤で治療できてましたが、耐性菌が増えたため、抗生剤の点滴での治療が第一選択となっております。したがって当院では、オンライン診療では対応できません。お近くの婦人科・泌尿器科に受診して治療を受けてください。受診前に、検査結果を提示したら治療ができるかお電話で確認したうえで受診いただくことをお勧めします。通常抗生剤は１回投与、その後２週間後に再検査を行い陰性であれば治療終了です。淋菌（淋病）の治療期間は順調におわれば２週間です。ただ、淋菌は多剤耐性をもったものもいて、なかなか治らない場合があります。その場合は治癒までにより長い時間がかかり連日抗生剤の点滴を行う治療もあるようです。

淋菌（淋病）の検査結果は、通常は陽性または陰性のいずれかで示されます。

陽性（Positive）: 検査結果が陽性の場合、淋菌の遺伝子が確認され、淋菌感染（淋病）が確認されたことを意味します。 治療が必要となります。

陰性（Negative）: 検査結果が陰性の場合、淋菌（淋病）の遺伝子が検出されず、淋菌感染（淋病）が確認されなかったことを意味します。

検査方法や検査キットによっては、結果が数値化されたり、別の形式で表示されたりする場合もあります。検査結果の解釈には、病院や検査キットの指示に従うことが重要です。

咽頭淋菌（淋病）は口腔性交（オーラルセックス・キス）で感染します。咽頭淋菌（淋病）感染者が感染していることに気づかないため、無意識のうちに、性行為を通じて他の人に感染を広げる可能性があります。定期的に性感染症の検査を受けることで、早期に感染を発見し、適切な治療を受けることができます。

咽頭淋菌（淋病）は点滴治療が第一選択になりますので、当院のオンライン診療では対応できません。
咽頭淋菌（淋病）の治療費は、病院によって異なります。 保険に加入している場合、治療費の概算3割負担となりますが、保険の負担割合によって支払い額が異なります。 また、使用される抗生物質の種類や治療方法によって費用が異なります。

咽頭淋菌と性器淋菌の両方が陽性だった場合、通常は同じ抗生剤で治療を行います。こちらも点滴治療が第一選択になりますので、当院のオンライン診療では対応できません。ただし、性器はなおったけど、咽頭の淋菌は残った、もしくは逆が起こりえますので、再検査時には必ず、性器・咽頭どちらも再検査を受けてください。病院によっては、婦人科・泌尿器科で全部対応できない、耳鼻科でも咽頭の検査を行っていない場合があります。病院には、検査結果の提示をしたら治療してもらえるかお電話で確認したうえで受診いただくことをお勧めします。

咽頭淋菌（淋病）治療薬の投与から２週間後を待たずに再検査キットで検査を行い、陽性だった場合、「耐性菌があり淋菌が投与したのになおっていない」か「時間をおいていたら陰性化していたのか」が判断できません。抗生剤投与２週間後に再度、再検査（別途費用）をおこなうか、再度抗生剤での治療（別途費用）が必要となります。
※早めの再検査キットで陰性だった場合は、完治と判断します。

咽頭淋菌（淋病）の治療薬は、必ず医師の処方が必要となります。また、日本国内では市販薬として薬局やドラックストアなどで咽頭淋菌（淋病）の治療薬は販売されておりません。

もともと症状がない方も多いです。症状がある方の場合、改善の仕方は個人差があります。点滴治療後すぐ改善される方から、１週間ぐらいかかる方もいます。ただ、症状があっても検査は陰性化していたり、症状がなくても検査は陽性のままであったりということがあります。症状の有無で、咽頭淋菌（淋病）に感染しているかどうかは判断できません。症状がなくても必ず再検査をかけて、治療効果を判定してください。また、点滴治療後１週間以上症状が続く場合は、別の原因（性病ではない雑菌やウィルスによる炎症など）も考えられますので、近くの耳鼻咽喉科もしくは内科にご受診をお勧めします。

咽頭淋菌（淋病）治療後に、咽頭淋菌（淋病）再検査をご希望の場合は、当院の「郵送の性病検査2,980円」をご利用ください。
※当院のオンライン自由診療の方は、同封する再検査キットを、ご利用ください。

咽頭淋菌（淋病）感染症は 自然に治る ことは ありません。
咽頭淋菌（淋病）を放置すると、炎症が広く広がったり、他の人に感染を広げてしまう可能性もあります。特に、パートナーがいる場合は、片方が治療を受けずに感染を放置すると、相互に感染を繰り返してしまう「ピンポン感染」が起こる可能性があります。早期に発見し、医療機関で適切な治療を行うことが非常に重要です。

咽頭淋菌（淋病）治療後の再検査が必要です。
治療後に再び検査を行うことで、咽頭淋菌（淋病）の感染が完全に除去されたかどうかを確認します。これにより、治療の効果を評価し、再発や治療失敗を早期に検出することができます。 また、咽頭淋菌（淋病）感染の治療後、新たな感染が発生する可能性があります。治療後の検査により、再感染を早期に発見し、適切な処置を行うことができます。 パートナーも咽頭淋菌（淋病）に感染している可能性がありますので、治療後の検査結果に基づいて、パートナーも必要に応じて治療を受けることが重要です。

咽頭淋菌（淋病）感染は妊婦でも発生する可能性があります。実際、妊娠中の女性も性行為によって咽頭淋菌（淋病）に感染するリスクがあります。咽頭淋菌（淋病）感染が疑われる場合は、早期に受診されている病院に相談し、適切な検査・治療を受けることが必要です。

淋病を引き起こす細菌である淋菌（Neisseria gonorrhoeae）によって引き起こされる結膜の感染症です。淋病は主に性的接触によって伝染しますが、新生児は出生時に母親から感染することがあります。 淋菌性結膜炎は非常に急速に進行し、放置すると視力を失う可能性があるため、早期の診断と治療が重要です。眼の激しい痛み・目の赤みと腫れ・大量の粘液や膿の分泌・まぶたの腫れなどの症状があります。治療方法は抗生物質の点眼薬や軟膏となります。

咽頭淋菌（淋病）は自然治癒することはありません。咽頭淋菌（淋病）が重症化することはすくないですが、悪化すると、扁桃炎・咽頭炎を起こし症状が重くなります。咽頭淋菌（淋病）は無症状が多い為、気づかずパートナに移してしまう可能性があります。

淋菌グラム染色検査は、淋病を引き起こす細菌である淋菌（Neisseria gonorrhoeae）を確認するための染色法です。 これは、感染を迅速に診断するための一般的な方法です。感染が疑われる部位（例：尿道、子宮頸部、直腸、咽頭、結膜）から分泌物や組織を採取します。 スライドガラスに広げ、グラム染色法を適用し、細菌を着色します。 顕微鏡で観察し、細菌の形態と色を確認します。 実施が比較的簡単で、専門の実験室で行われますが感度が低くなることがあり、他の検査方法（例：培養法、PCR法）と併用することが推奨されます。

咽頭淋菌（淋病）は、主に口腔性交によって感染が広がります。具体的には、感染した方から健康な方の口腔などの粘膜に接触することで感染が起こります。無症状のこともあり、無意識のうちに、性行為を通じて他の人に感染を広げる可能性があります。

咽頭淋菌（淋病）感染は、症状が現れない場合や軽度な場合があり、そのため何年も気づかないことがあるかもしれません。 咽頭淋菌（淋病）感染の症状は個人によって異なりますし、症状が現れるまで時間がかかることもあります。一部の人々は感染しても何の症状も示さない場合がありますが、 他の人に感染させる可能性があります。