淋菌(淋病)について
淋菌(淋病)検査のタイミングはいつ?
まりこクリニック(性病検査キットも含む)では感染の可能性があった日から24時間経過した後に受けることができます。
なぜ淋菌(淋病)が陽性になるのですか?
淋菌(淋病)は粘膜の接触によって性器、口腔、または肛門に感染することがあります。これにより、淋菌が体内に侵入し、感染が起こります。無症状なことも多々あり、淋菌(淋病)感染者が感染していることに気づかないため、無意識のうちに、性行為を通じて他の人に感染を広げる可能性があります。性行為時にコンドームを正しく使用することで、淋菌感染のリスクを大幅に減少させます。
淋菌(淋病)の治療期間はどれくらい?
淋菌(淋病)は以前内服の抗生剤で治療できてましたが、耐性菌が増えたため、抗生剤の注射や点滴での治療が第一選択となっております。したがって当院では、オンライン診療では対応できません。お近くの婦人科・泌尿器科に受診して治療を受けてください。受診前に、検査結果を提示したら治療ができるかお電話で確認したうえで受診いただくことをお勧めします。通常抗生剤は1回投与、その後2週間後に再検査を行い陰性であれば治療終了です。淋菌(淋病)の治療期間は順調におわれば2週間です。ただ、淋菌(淋病)は多剤耐性をもったものもいて、なかなか治らない場合があります。その場合は治癒までにより長い時間がかかり連日抗生剤の点滴を行う治療もございます。
淋菌(淋病)の治療しないで、自然に治りますか?
淋菌感染症は 自然に治る ことは ありません。
淋菌を放置すると、炎症が広く広がったり、他の人に感染を広げてしまう可能性もあります。特に、パートナーがいる場合は、片方が治療を受けずに感染を放置すると、相互に感染を繰り返してしまう「ピンポン感染」が起こる可能性があります。早期に発見し、医療機関で適切な治療を行うことが非常に重要です。
淋菌(淋病)の薬の効果いつ出る? 症状がつらいです!
もともと症状がない方も多いです。症状がある方の場合、改善の仕方は個人差があります。点滴治療後後すぐ改善される方から、1週間ぐらいかかる方もいます。ただ、症状があっても検査は陰性化していたり、症状がなくても検査は陽性のままであったりということがあります。症状の有無で、淋菌(淋病)に感染しているかどうかは判断できません。症状がなくても必ず再検査をかけて、治療効果を判定してください。また、点滴治療後1週間以上症状が続く場合は、別の原因(性病ではない雑菌やウィルスによる炎症など)も考えられますので、近くの泌尿器科・産婦人科にご受診をお勧めします。
淋菌(淋病)の薬は市販で購入することはできますか?
淋菌(淋病)の治療薬は、必ず医師の処方が必要となります。また、日本国内では市販薬として薬局やドラックストアなどで淋菌の治療薬は販売されておりません。
淋菌(淋病)に何年も気づかないことはありますか?
淋菌感染は、症状が現れない場合や軽度な場合があり、そのため何年も気づかないことがあるかもしれません。 淋菌感染の症状は個人によって異なりますし、症状が現れるまで時間がかかることもあります。一部の人々は感染しても何の症状も示さない場合がありますが、 他の人に感染させる可能性があります。 淋菌感染が放置されると、深刻な合併症を引き起こす可能性があります。不妊症や子宮内膜炎などの症状が発生するまで感染が進行することがあります。 そのため、定期的な検査実施されることをお勧め致します。
淋菌(淋病)の陽性率はどのくらい?
陽性率は地域や人口集団によって異なりますが、一般的には性行為によって感染がおこる性感染症の一つです。性的活動の頻度や性行為のパートナー数など、性的行動によって影響を受けます。若年層や性的活動が活発な人々の間で淋菌感染の陽性率が高くなる傾向があります。淋菌の陽性率は定期的な検査や適切な治療、感染防御手段(=コンドームの使用など)によって低下させることができます。
淋菌(淋病)は悪化するとどうなりますか?
淋菌(淋病)感染症は放置すると重篤な合併症を引き起こす可能性があります。
不妊症: 淋菌感染が子宮や卵管に広がると、炎症が引き起こされ、 組織の損傷が起こる可能性があります。これにより、不妊症や妊娠外の妊娠(卵管妊娠)のリスクが高まります。
子宮内膜炎: 淋菌感染が子宮内膜に広がると、子宮内膜炎が発生する可能性があります。 これにより、不正出血や慢性的な腹痛を引き起こすことがあります。
卵管炎: 卵管炎は、淋菌感染が卵管に広がると起こる炎症で、卵管の損傷や 閉塞を引き起こす可能性があります。これにより、不妊症や卵管妊娠のリスクが高まります。
腎盂炎: 淋菌感染が尿路に広がると、腎盂炎が発生する可能性があります。腎盂炎は腎臓の感染症であり、高熱や腰の痛みなどの症状を引き起こすことがあります。
まりこクリニック 淋菌(淋病)の性病検査方法として
淋菌(淋病)の検査では、感染部位からサンプルを採取します。女性の場合は膣をぬぐってサンプルを採取します。
※男性の場合は尿を採取します(郵送の性病検査キットのみ)
当院では、RNA遺伝子検査(TMA法)を用いて、検体内に淋菌(淋病)遺伝子が存在しているか確認します。
現在、感染があるかどうか判定するのに最も感度が高い検査を実施しています。
淋菌(淋病)の検査費用
淋菌(淋病)の検査は保険適用が可能ですが、条件を満たし、来院する必要があります。検査の費用や保険適用の有無は、施設によって異なります。保険適用で受診する場合、3割負担でおおよそ3,000円~4,000円かかります。また、検査を受けれる頻度も保険診療規定により制限されています。
自費診療で受診する場合は、全額自己負担となり、3,980円~6,980円必要ですが、特に頻度は規定されません。ご自身に感染機会があって、「昨日検査をしたけど今日もしたい」という場合も検査は行えます。
「郵送の性病検査キット」は2,980円~検査が可能です。
淋菌(淋病) 検査いつから
まりこクリニック(性病検査キットも含む)の淋菌(淋病)の検査は、感染が疑われる場合は感染の可能性があった日から24時間以上経過した後に受けることができます。無症状であっても感染を広げる可能性があるため、定期的な検診を受けることをおすすめします。
自宅で簡単に検査できる「郵送の性病検査キット」
クリニックでは、自宅で手軽に性病の検査ができる郵送の性病検査キットを提供しています。
淋菌(淋病)感染症の検査キットは、女性用、男性用があります。女性の方は《膣採取タイプ》淋菌・クラミジア検査キット、男性の方は《尿採取タイプ》淋菌・クラミジア検査キットをお願いします。
また、女性用・男性用の複数項目の検査キットセットもございます。
「郵送の性病検査キット」は、うがい、尿、膣ぬぐい、微量採血などを利用し、複数の感染部位に対応しています。また、クラミジア、淋菌、カンジダ、トリコモナス、マイコプラズマ・ジェニタリウム、梅毒、HIV(エイズ)、B型肝炎、C型肝炎など、様々な性感染症に対応しています。
基本項目の検査キットは、2,980円から用意しています。さらに、目的に合わせて様々なタイプのキットも用意しています。
