HIVについて

HIVって何ですか?

HIV、Human Immunodeficiency Virus(ヒト免疫不全ウイルス)は、人間の免疫系を攻撃するウイルスです。HIV感染により、体の免疫系が徐々に破壊されるため、感染者は通常の免疫応答を行えなくなり、さまざまな感染症や悪性リンパ腫になりやすいことが判明しています。
HIV感染の早期発見と治療は重要ですので、HIVリスクのある場合や不安がある場合は、早めに検査を受けることをお勧めします。

HIVの特徴とは?

主に血液、精液、膣分泌液、母乳を介して感染します。性的接触、注射器の共有、母子感染(出産時や授乳時)などが主な感染経路です。
初期段階ではインフルエンザのような症状が現れることがありますが、多くの人は長期間にわたって無症状です。ウイルスが免疫系を破壊する進行過程で、エイズ(後天性免疫不全症候群)を発症することがあります。

HIVとエイズの違いは?

HIVは「病気の原因となるウイルスの名前」・エイズは「病気の名前」となります。HIV感染して後、未治療でいると数年~十数年でエイズを発症するといわれております。

HIVの陽性はいつからわかりますか?

まりこクリニック郵送の性病検査では、化学発光酵素免疫測定 CLEIA法にて検査を実施しております。
菌やウィルスが体内に入ると、血中の抗体が上昇してきます 人によって、血液検査で陽性と判断できる量の抗体が上昇してくるまでに時間差があります。早い人なら感染機会から約3週間後には陽性になりますが、遅い方では約3か月ぐらいかかります。
ご不安な場合は病院に受診し、精密検査実施されることをお勧めします。

HIVの陽性率はどのくらいですか?

HIVの陽性率は、地域や人口集団によって異なります。一般的に、HIVの感染率は特定の地域や集団に集中しています。この率は、性的行動、注射薬の使用、健康へのアクセス、性教育などの要因によって影響を受けます。世界保健機関(WHO)によると、2019年の世界的な推計では、15歳以上の成人でHIV感染者の割合は約0.7%でした。
しかし、これは地域によって大きく異なります。一部の地域では、HIV感染率が高く、他の地域では比較的低い場合があります。
もし、コンドームを使用しない性行為を行なった場合、感染の確立は0.1~1%となります。

HIV感染 男性・女性同じ症状?

初期症状に男女差はありません。
男女共にインフルエンザのような症状がでる場合がございます。

無症状でもHIV発症の可能性はありますか?

HIV感染後、症状がない場合でも、感染が進行する可能性があります。実際、HIV感染後の初期段階では、多くの場合、症状がほとんどまたは全く現れないことが多々あります。この期間を「無症状期間」と呼びます。
HIV感染後の初期段階には、以下のような症状が現れる場合がありますが、これらは一般的ではありませんし、感染者によっては全く現れないこともあります。

・発熱 ・発疹 ・喉の痛み ・筋肉や関節の痛み ・頭痛 ・下痢 ・腫れたリンパ節

これらの症状は、他の感染症や一般的な健康問題と混同されることがあり、HIV感染の可能性を見逃すことがあります。
HIV感染の無症状期間中でも、ウイルスは体内で増殖し、免疫系を攻撃します。
感染が進行すると、免疫系が弱体化し、最終的にはエイズ・後天性免疫不全症候群(AIDS)に進行する可能性があります。

重要なのは、HIV感染の可能性がある場合は、定期的な検査を受けることです。

HIVの初期症状としてのどの痛みがありますか?

HIV感染の初期症状の一部として、喉の痛みが現れることがありますが典型的ではありません。症状では判断できませんので疑わしいときは、検査を受けることが重要です。

HIVは治りますか?

HIVは現時点では完全に治癒することはできません。HIVはヒト免疫不全ウイルス(Human Immunodeficiency Virus)の略称であり、
免疫系を攻撃し、免疫機能を弱めるウイルスです。現在の医学では、HIVウイルスを完全に除去する方法はまだ見つかっていません。
しかし、適切な医療と治療により、HIV感染者は健康な生活を送ることができます。抗レトロウイルス療法(ART)と呼ばれる薬物療法は、HIVの増殖を抑え、免疫系を強化することで、病気の進行を抑制します。ART療法を遵守することで、ウイルス量を低く抑えることができ、合併症や感染症のリスクを低減することができます。

HIVの陽性が信じられません。どうしたら良いですか?

早く治療を開始すればエイズ発症を長期間抑えることができますので、早めに専門病院にご受診ください。

HIV まりこクリニック 郵送の性病検査方法

HIVの検査では、指先に専用の針を刺し採血採取します。
まりこクリニック郵送の性病検査では、化学発光酵素免疫測定(CLEIA法)を用いて、抗TP抗体定性検査を実施しています。

HIVの検査費用

HIVの検査は保険適用が可能ですが、条件を満たし、来院する必要があります。検査の費用や保険適用の有無は、施設によって異なります。保険適用で受診する場合、3割負担でおおよそ3,000円~4,000円かかります。自費診療で受診する場合は、3,980円~6,980円必要です。

「郵送の性病検査キット」は2,980円~検査が可能です。

HIV 検査いつから

まりこクリニック(郵送の性病検査)のHIVの検査は、感染が疑われる場合は感染の可能性があった日から3週間以上経過した後に受けることができます。潜伏期間があるため、早期の検査が必要です。この期間中も感染を広げる可能性があるため、定期的な検診を受けることをおすすめします。また、抗体の上昇までの時間は個人差があり、感染機会から3か月後に判定できる量に上昇する方もいらっしゃいます。ご不安な場合は病院に受診し、精密検査実施されることをお勧めします。

自宅で簡単に検査できる「郵送の性病検査キット」

クリニックでは、自宅で手軽に性病の検査ができる郵送の性病検査キットを提供しています。

HIV感染症の検査キットは、男女共用になります。《微量採血タイプ》HIV・梅毒検査キットをお願いします。

「郵送の性病検査キット」は、うがい、尿、膣ぬぐい、微量採血などを利用し、複数の感染部位に対応しています。また、クラミジア、淋菌、カンジダ、トリコモナス、マイコプラズマ・ジェニタリウム、梅毒、HIV(エイズ)、B型肝炎、C型肝炎など、様々な性感染症に対応しています。

基本項目の検査キットは、2,980円から用意しています。さらに、目的に合わせて様々なタイプのキットも用意しています。